紀尾井ホール開館20周年記念バロック・オペラ
ペルゴレージ 歌劇「オリンピーアデ」
日本初演/セミ・ステージ形式 2部構成*

2015年10月8日(木) 開演:18時30分

  • 主催公演
  • クラシック
  • 紀尾井ホール

主催:新日鉄住金文化財団

企業メセナ協議会の認定制度「This is MECENAT」

友情、打算と後悔、出生の秘密、密やかな想い・・・。
渦巻く人間模様を越えて、ふたつの愛が結ばれる物語。
いまオペラの最前線で活躍する豪華キャストたちによる日本初演。
古代オリンピック競技をめぐって愛憎渦巻く人間模様を、イタリア・オペラを知り尽くしたふたりのマエストロ河原忠之と粟國淳、そしていまオペラの最前線で活躍するキャストの面々と音楽家という贅沢な顔ぶれでいきいきと描き出します。

登場人物相関図は>>こちら[紀尾井だより112号より]

出演者
指揮・チェンバロ:河原忠之、演出:粟國 淳
クリステーネ:吉田浩之(テノール)、アリステア:幸田浩子(ソプラノ)、アルジェーネ:林美智子(ソプラノ)、リーチダ:澤畑恵美(ソプラノ)、メガークレ:向野由美子(ソプラノ)、アミンタ:望月哲也(テノール)、アルカンドロ:彌勒忠史(コントラルト)
紀尾井オペラ・アンサンブル(特別編成、リーダー/ヴァイオリン:石田泰尚)、
執行恒宏(第1ヴァイオリン)、岩村聡弘 村井俊朗(第2ヴァイオリン)、鈴村大樹(ヴィオラ)、門脇大樹(チェロ)、米長幸一(コントラバス)、蠣崎耕三 森枝繭子(オーボエ)、大野雄太 藤田麻理絵(ホルン)、三澤徹 長倉穣司(トランペット)

曲目
  • ペルゴレージ:歌劇「オリンピーアデ」(セミ・ステージ形式)
    *本作は全3幕ですが、2部構成にして上演いたします。
チケット料金(税込)
S席12,000円 A席8,000円【予定枚数終了】 B席5,000円【予定枚数終了】 学生B席2,000円【予定枚数終了】
【紀尾井ホール開館20周年 友の会会員15%割引対象公演】
 

※B席および学生B席は、紀尾井ホールチケットセンターのみお取扱いします。

※乳幼児等未就学のお客様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。

※出演者は予告なく変更となる場合があります。予めご了承ください。

チケットお取扱い
紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
(10時~18時/日・祝休)
プレイガイド

チケットぴあ(Pコード:262-044)

イープラス

ローソンチケット(Lコード:32550)

お問合せ

紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061
(10時~18時/日・祝休)

出演者プロフィール
    • 河原忠之(指揮・チェンバロ)

      河原忠之(指揮・チェンバロ)

      2006年大阪センチュリー交響楽団を指揮して指揮者デビュー。以来「ヘンゼルとグレーテル」「ラ・ボエーム」「コジ・ファン・トゥッテ」「シモン・ボッカネグラ」「リゴレット」などのオペラや、2013年大晦日の江原啓之カウントダウンコンサートなどを指揮。2015年は紀尾井ホールでペルゴレージ「オリンピーアデ」、いずみホールでは大阪文化祭賞優秀賞を受賞した「フィガロの結婚」に続き「魔笛」が予定されている。ピアニストとしては、国内外の第一線で活躍中の「太メン」男声オペラ歌手4人とのユニット、IL DEVUのメンバー。
      国立音楽大学卒業、同大学院修了。
      国立音楽大学及び大学院准教授。新国立劇場オペラ研修所音楽主任講師。

      ©K. Miura

    • 粟國淳(演出)

      粟國淳(演出)

      サンタ・チェチーリア音楽院でヴァイオリンと指揮法を修め、オペラ演技・演出法をM. ゴヴォーニ女史に師事。ローマ歌劇場で研鑽を積み、藤原歌劇団や新国立劇場でF. ゼッフィレッリ、L. ロンコーニらの演出助手を務める。98年から文化庁派遣芸術家在外研修員として研鑽を積んだ後、H. ブロックハウスや P. ファッジョーニの片腕としてヨーロッパで活躍。藤原歌劇団『愛の妙薬』で演出デビュー。新国立劇場『ラ・ボエーム』、藤原歌劇団『ファルスタッフ』、東京二期会『ホフマン物語』、びわ湖ホール『オテロ』、日生劇場オペラ『アイナダマール』の日本初演等多数を手掛ける。海外では『アンドレア・シェニエ』『エルナーニ』、『ホフマン物語』を演出。抜群の劇場センスと緻密な演出は国際的にも評価が高い。2011年度エクソンモービル音楽賞奨励賞受賞。

    • クリステーネ<br/>吉田浩之(テノール)

      クリステーネ
      吉田浩之(テノール)

      東京藝術大学大学院オペラ科修了。二期会オペラスタジオを優秀賞で修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてローマに留学。
      瑞々しく伸びやかな美声と叙情性豊かな表現力で聴衆を魅了し、高い評価を受けている我が国期待のリリコ・レッジェーロ・テノール。新国立劇場「トリスタンとイゾルデ」「フィデリオ」、日生劇場「魔笛」「ルル」など数々の公演に出演。第25回ジロー・オペラ賞新人賞受賞。東京藝術大学音楽学部声楽科教授。

      ©Eiji Shinohara

    • アリステア<br/>幸田浩子(ソプラノ)

      アリステア
      幸田浩子(ソプラノ)

      東京藝術大学首席卒業。同大学院、オペラ研修所を経て渡欧。ローマ歌劇場等欧州の主要歌劇場に主役級でデビューを飾り、名門ウィーン・フォルクスオーパーと専属契約。国内ではオーケストラとの共演や全国各地でのリサイタルの他、BSフジ「レシピ・アン」のMC等多彩な活動を展開。最新CDは≪スマイルー母を想うー≫。二期会会員。

    • アルジェーネ<br/>林美智子(ソプラノ)

      アルジェーネ
      林美智子(ソプラノ)

      東京音楽大学卒業。桐朋学園大学研究科、二期会オペラスタジオ、新国立劇場オペラ研修所第1期修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてミュンヘンに留学。2003年国際ミトロプーロス声楽コンクール最高位入賞。第5回ホテルオークラ音楽賞受賞。
      http://www.michikohayashi.com/

      ©toru hiraiwa

    • リーチダ<br/>澤畑恵美(ソプラノ)

      リーチダ
      澤畑恵美(ソプラノ)

      国立音楽大学卒業。同大学院、オペラ研修所修了後、渡伊。『フィガロの結婚』スザンナに抜擢されデビュー以降、『椿姫』ヴィオレッタ等卓越したテクニックと艶やかな舞台姿で、日本を代表するソプラノとして活躍。11月東京二期会『ウィーン気質』伯爵夫人に出演予定。日本音楽コンクール第1位、第21回ジロー・オペラ賞受賞。二期会会員。

    • メガークレ<br/>向野由美子(ソプラノ)

      メガークレ
      向野由美子(ソプラノ)

      東京藝術大学卒業、同大学大学院修了。藤原歌劇団に「ラ・チェネレントラ」でデビューし、その後も同団「ランスへの旅」「リゴレット」「蝶々夫人」「愛の妙薬」「フィガロの結婚」「オリィ伯爵」「ファルスタッフ」など多数の公演に出演し好評を博している。その他宗教曲のソリストを務める等、コンサートでも活躍している。藤原歌劇団団員。

    • アミンタ<br/>望月哲也(テノール)

      アミンタ
      望月哲也(テノール)

      東京藝術大学卒業。同大学院修了。びわ湖・神奈川県民ホール『ラ・ボエーム』ロドルフォ、新国立劇場『魔笛』タミーノ等多くの公演で絶賛を博す。宗教曲でも評価は高く、そのレパートリーは30作品以上にわたる。王子ホールリサイタルシリーズ“Wanderer”ではシューベルト、R.シュトラウス等の歌曲を取り上げ、好評を得ている。二期会会員。

    • アルカンドロ<br/>彌勒忠史(コントラルト)

      アルカンドロ
      彌勒忠史(コントラルト)

      千葉大学大学院修了。東京藝術大学卒業。平成24年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。世界水準のカウンターテナーとして活躍する傍ら、CD、著作<イタリア貴族養成講座>等を発表し、NHK「テレビでイタリア語」等に記事を連載。在日本フェッラーラ・ルネサンス文化大使。男声ユニットLa Dillリーダー。二期会会員。

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登場人物相関図と聴きどころ<紀尾井だより112号より>
関連公演

「オリンピーアデ」の前に…

シチョーネ(古代ギリシャの都市国家キシュオン)の僭主クリステーネ(ギリシア語でクレイステネス)の美しい娘アリステアは、古代ギリシアで行われていたオリンピックの祭典競技で数度にわたって優勝したことのあるアテネの高貴な青年メガークレと愛し合っていました。しかし、アリステアの父クリステーネはアテネの名を嫌っていたため、メガークレとアリステアとの結婚の許しを与えず、メガークレは失意のなかクレタ島に赴きます。そこでメガークレは追剥に襲われますが、クレタ島の王子として知られるリーチダに助けられ、一命を取り留め、メガークレはリーチダとゆるぎない友情を築いたのでした。

リーチダはクレタ島の令嬢アルジェーネと愛情で結ばれ、密かに婚約もしていました。しかし、クレタ王はその結婚が身分違いのものであるとして許ざず、望みを失ったアルジェーネは、祖国を捨て、身分を隠してエーリデへと逃げてしまいます。エーリデで、アルジェーネはリーチダの一族やクレタ王から身を隠すため、羊飼いの服を着て、「リーコリ」と名を変えて暮らしていたのでした。

エーリデの村では、4年ごとにギリシャ全土から参加者が集うオリンピックの祭典競技が開催されていましたが、リーチダは、愛するアルジェーネがいなくなってしまった悲しみを紛らわせようと、これに参加することにします。リーチダは、メガークレをクレタ島に残し、ひとりエーリデにやってくると、このオリンピックの祭典競技の代表として選出され、シチョーネからエーリデにやってきていた僭主クリステーネと出会います。

クリステーネは、オリンピックの祭典競技の優勝者に自分の娘アリステアをめとらせると決めます。リーチダは、以前に愛したアルジェーネを忘れてそれを賞賛し、さらにそのアリステア姫を見て、恋に落ちるのでした。しかし、リーチダには戦いの経験がなく、優勝には程遠いと感じます。そこで、オリンピックの祭典競技で優勝経験のある親友メガークレを、自分の身代わりとして戦わせて優勝させることを思いつきます。しかし、もちろんリーチダはメガークレがアリステアと昔、恋に落ちていたことなど知る由もありません。友であるリーチダからの強い願いもあって、メガークレもエーリデの地に向かいます。

このオペラはここからが始まり。リーチダに友情を感じてオリンピックの祭典競技に出場する英雄的なメガークレ、愛情の深いアリステア、不義と打算の人リーチダ、そして、寛大で貞節を守るアルジェ一ネらが織りなす人間模様のドラマが描かれ、最後にはふたつの愛が結実します。